税金の専門家として大切にしていること

私事ですが、2019年の年末に子供が生まれ、産婦人科に通うことが多くありました。

病院といえば、「いつ行っても混雑していて先生も忙しすぎてろくに説明してくれない」という勝手なイメージを持っていましたが、そこの病院は私のくだらない質問ひとつひとつに熱心に答えてくれました。
また、出産直後に子供が特別処置室にいたこともあり、一日中会えない日が何日かありましたが、職員さんが「少しだけですけどお子さんの顔見ますか？」といって特別にこっそり会わせてくれることもありました。

私たちが入院した時期は病室が満室になっていたので先生や職員さんはかなり忙しかったとは思いますが、その中でも丁寧な対応をしてくれたことは不安を解消することにつながり、とてもうれしかったです。

職種・業種は違えど、自分がサービスを受ける側になっていろいろな学びや気づきがあり、勉強になりました。

税理士は「お客さまの申告を適正に行うこと」「節税対策を提案すること」「資金繰りのアドバイスをすること」など様々ありますが、病院での経験を経て、私が一番大事に思っていることは「お客さまの不安を解消すること」です。

税理士に相談する内容はお客さまにによってケースバイケースですが、根底にあるのは「わからない」「不安」「心配」だから税理士に相談するのだろうと思います。
ここを解消することで安心していただき、日々の生活を充実させるお手伝いをすることが私たち税理士の仕事であると考えています。

とはいえ、税理士に相談するのは敷居が高く、なかなか相談しづらい雰囲気だなと思ってらしゃる方も多いのではと思います。

私自身、口ベタでうまく人に説明するのがあまり得意な方ではないですが、お客さまと話すときはわかりやすい言葉で楽しくざっくばらんにお話しすることを心がけています。

あるお客さまとはプロレスの話をしすぎてしまい、本題に入るまで1時間かかったこともありましたが、これはこれで大事な時間かなと思います（笑）

2020.7.3