お客さまとは対等でいたいと常に考えています。
「代表者ごあいさつ」にも書いていますが、私は20代のころ信用金庫に勤めており、主に外回り営業を担当していました。
仕事の中でのいい思い出としては、「いつもありがとう」と訪問するたびにお菓子をくれる方、自分の孫のように接してくれる方がいらっしゃったこと。
悪い思い出としては「お金を借りてるんだから言うことを聞け」と言う方、こちらの都合も聞かず「今すぐに来い」と言う方がいらっしゃったこと。
いい思い出・悪い思い出それぞれありましたが、当時20代の私はイライラすることが多かったものの、当時は若く自信がなかったのもあり下手に出ることもよくありました。
ですが、よくよく考えてみると「お金を払っている側がえらい」「お客さまは神様だ」という考え方はおかしいと思うようになりました。
お客さまのために一生懸命仕事をし、それに見合ったお金をもらうということに上下関係はないはずだと。
とはいえ、当時はサラリーマンでしたのでぐっと我慢して仕事をしていましたが、今戻れと言われたら必死で断ると思います(笑)。
今は独立しているので、ある程度自分に合うお客さまを選べるようになったのは精神的にすごく楽になりました。
私たち税理士の仕事というのは、お互いの協力・関係性が良好なほど、仕事のクオリティが上がるものだと思っています。そこに上下関係はなく、あくまで対等であることが最低条件だと考えています。
税理士はよく「先生」と呼ばれますが、先生と呼ばれることになんとなく偉そうな響きがして全然慣れません(笑)。「税理士だから偉い」とか「先生だから偉い」という風にはまったく考えておらず、「おのぎさん」とか「おのぎ!」とか呼ばれる方がうれしいです。
当事務所はお客さまとのコミュニケーションを重視しています。
とは言いつつも、私自身口ベタで緊張しいなので、コミュニケーション力をもっと磨かなければと感じています(汗)