銀行への苦手意識をなくそう

銀行に対して「堅そう」「緊張する」「怒られそう」などといった苦手意識をお持ちの方も多いと思います。

そんな方たちのために、銀行に対する苦手意識を少しでも減らし、銀行との関係がうまくいくための秘訣をご紹介します。

なぜ苦手なのか?

銀行に対して苦手意識を持つ理由として、大きくわけて以下の2つが当てはまるのではないでしょうか?

  • 決算書の内容がわからないので、うまく答えられない
  • 怒られそう・文句を言われそう・厳しく指摘されそう

ひとつめの「決算書の内容がわからない」については、
「数字に弱い」
「細かいところまで理解していないので、聞かれても答えられない」から不安だ
というご相談をよくいただきます。

実は銀行側としても織り込み済みで、「一応決算書の内容について聞くけど、明確な回答は得られないだろうな」と思っていますので、もし困ったら、税理士に任せてあるのでわからないと言ってしまっていいと思います。

わからないからといってウソをついたり適当にごまかしたりすると信頼がなくなって不利になりますので、わからないものはわからないと正直に言いましょう。


また、2つめの「怒られそう・文句を言われそう・厳しいことを言われそう」については、
「決算書が赤字である」
「資金繰りがギリギリ」
「お金の管理が雑」などが原因
であるように思います。

 

こちらについてもひとつめと同じで、銀行は織り込み済みです。

なぜそうなったのかを隠し事なく正直に話せば、銀行も「そういうことなんですね!」とわかってくれるはずです。

銀行対応で重要なのは「慣れ」

銀行にはいろんな種類があり方針も様々ですが、基本的な構造は似たり寄ったりです。
なので、銀行対応は回数をこなせばだれでも慣れてだんだん上手になります。

あたりまえのことですが、一番大事なのは「誠実に対応する」ことです。
過度に憶病になったり、やたら強気で行くのはNGです。
あくまで50:50の関係で誠実に対応することが銀行と良好な関係を築くための一番の近道です。

今は銀行も星の数ほどありますので、「今の担当者と合わないな…」とか「銀行と考えが合わないな…」と思った場合は、他の銀行との取引を考えてもいいかもしれません。

慣れないうちは税理士に丸投げしてもOK

「いきなり銀行との交渉はハードルが高いよ」と思われた方は、慣れるまでは税理士に丸投げしてもOKです。

銀行と交渉するときに最初のうちは税理士にしてもらってどんな話をしているのかを聞くだけでも勉強になります。
銀行の立場から見て、社長が会社の数字について前向きに勉強している姿勢は、好感を持って評価が上がるポイントになります。

税理士と顧問契約を結んでいる方は一度相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

銀行対応については特効薬のようなものはなく、このページをご覧になった方はガッカリしたかもしれませんが、銀行への苦手意識をなくすには「慣れ」が一番大切なのです。

たどたどしくても銀行とのコミュニケーションの回数を増やしていけば、自然とうまくいくケースもあります。
銀行員も人間なので、誠実に対応すればそのぶん丁寧に対応してくれます。

最初は慣れないかもしれませんが、場合によっては税理士に協力してもらって、少しづつ上達していきましょう。

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